数々の食味コンテストを席巻している品種「ゆうだい21」。
品種登録自体は2010年と10年以上前になりますが、近年は特にコンクールへの出品が増えている印象があります。
長野県でもすでに栽培されている生産者の方はいらっしゃいますが、県内における作付けは非常に少ないため、店頭で目にする機会はほとんどないのではないでしょうか。
新たな企画として「ゆうだい21」の栽培に取り組んでいきます。
数々の受賞歴のあるお米ですので、ただ精米商品を購入して試食するのではなく、せっかくなら栽培してみようということで、生産者の方にご協力いただき、収穫までをレポートしていきます。
もちろん、同じ品種でもその年の気候や土地、栽培方法などによって品質や食味に個体差が出てきますので、あくまでも収穫までのストーリーとしてご覧いただければと思います。
それでは初回は、種もみの入手からご紹介します。
目次
「ゆうだい21」ってどんなお米?
宇都宮大学開発品種
この業界ではすでにご存じの方も多い品種で、商品はネット通販等でも比較的入手しやすいのではないでしょうか。
ゆうだい21の出自も特徴的で、通常は各県の農業試験場などで時間をかけて開発されることが多いのに対し、このお米は宇都宮大学で開発された銘柄です。また、種もみの管理も宇都宮大学が行っています。
「ゆうだい21」については宇都宮大学のホームページで詳しく紹介されていますので、ぜひそちらも併せてご覧ください。
ゆうだい21 | 宇都宮大学の広大な農場で生まれた奇跡のお米
種もみを受け取りに栃木県へ
種もみの購入は宇都宮大学からとなります。
申し込みは昨年11月頃に行い、2月25日に引き取りに行ってきました。種もみは発送にも対応していますが、せっかくの機会ですので、今回は現地まで足を運び、写真を撮りながら直接引き取ってきました。
宇都宮大学農学部附属農場(真岡市)
あいにくの雨でしたが、附属農場に到着。
受け渡し場所を確認しようと建物に入ると、入口正面に「ゆうだい21」の現物標本が展示されていました。
農場の方がいらっしゃったので簡単にお話を伺ったところ、丈が長く、根もコシヒカリより深く伸びるため、肥料の量は様子を見ながら調整していく方が良いとのアドバイスをいただきました。
コシヒカリとゆうだい21の違い
コシヒカリとゆうだい21の稲標本比較
標本は比較しやすいようにコシヒカリと並べて展示されており、丈の長さや根の違いがよく分かります。
| |
コシヒカリ |
ゆうだい21 |
| 粒の大きさ |
中粒 |
大粒 |
| 稈長(背丈) |
標準 |
5~10cmほど長い |
| 根の張り |
標準 |
深く強い |
ついに種もみを入手
指示された場所へ向かうと受付があり、スムーズに受け渡しが行われました。
今回は種もみ20kgを申し込んで受け取りましたが、少量での出荷も多くあるようでした。
(一般的に種もみは4kg単位でネットに入れられています。)
引き渡し場所(左)で実際に受け取った種もみ(右)
以上が、種もみを入手するまでのご紹介でした。
いよいよ次回からは栽培工程に入ります。
催芽から伏せ込みまでの作業についてお伝えしていきますので、ぜひ引き続きご覧ください。
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