5月中旬から始まった田植えも、ようやく終わりを迎えました。栽培をお願いしている佐久地域の生産者さんも、6月中旬にはおおむね田植えを終えています。
長野県で栽培されているお米の品種は「コシヒカリ」が中心ですが、そのほかにも早生品種の「あきたこまち」や「つきあかり」、晩生品種の「風さやか」、さらに「にじのきらめき」「ひとめぼれ」など、さまざまな品種が作られています。また、もち米の「もちひかり」「もりもりもち」、酒米の「美山錦」「ひとごこち」なども地域ごとに栽培されています。(このほかにも多くの品種があります。)
小規模な生産者さんで単一品種のみを栽培している場合は、田植え期間も比較的短くなります。一方で、作付面積の大きい生産者さんは複数の品種を栽培していることが多く、それぞれの品種に適した田植え時期や収穫時期があるため、同じ品種だけを続けて植えることはできません。
また、品種が混ざってしまう「コンタミ(異品種混入)」を防ぐため、同一品種の作業をまとめて行い、その後に農機具を丁寧に清掃してから次の品種へ移る必要があります。
こうした事情もあり、今回の「ゆうだい21」は晩生品種である「風さやか」の田植えが終わった後に作業を行いました。
目次
田植え前の重要な作業「代かき」
田植え前の田んぼで重要な作業のひとつが「代かき」です。
代かきは「ハロー」と呼ばれる機械を使い、水を張った田んぼの表面を平らに整える作業です。同時に土を細かく砕いてトロトロの状態にすることで、水漏れを防ぐ役割もあります。また、田んぼに生えた雑草などを土の中へすき込む効果もあります。
さらに、「荒代(あらじろ)」と「本代(ほんじろ)」の2回に分けて作業を行うことで、田植え作業がしやすくなり、その後の稲の生育にも良い影響を与えます。
代かきは田植え以上に時間と手間がかかり、仕上がりによって今後の生育にも影響するため、生産者さんが特に気を遣う作業のひとつです。
(右)代かき中の圃場、(左)きれいに代かきが終わり、田植え作業を待つゆうだい21の圃場
ゆうだい21の田植えを実施
代かきから3日ほど空けて田植えを行います。
今回の圃場では、6月6日に最初の代かきを行い、6月13日に田植えを実施しました。育苗した苗も順調に生長し、しっかりとした丈になっています。
(右)育苗したゆうだい21の苗、(左)田植機へ苗をセット
(右)田植機による作業の様子、(左)田植え後の圃場
今後の生育に期待
田植えが終わり、これからは稲の生育状況を定期的に見ていきます。
今後は茎の数が増える「分げつ(ぶんげつ)」が進み、その後「出穂(しゅっすい)」、そしてお米が実る「登熟(とうじゅく)」へと生育が進んでいきます。
長野県でも温暖化の影響により、夏の高温化に加えて降雪量の減少が続いており、水不足が懸念されています。今年の天候がどのように推移するか非常に気になるところです。
収量の確保も大切ですが、何より品質の良いお米が収穫できることを願いながら、生育を見守っていきたいと思います。
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