炊飯工場

炊飯工場では、宿泊施設や飲食店、給食事業者のみなさまにお届けするごはんを炊いています。タッチパネルコンピューターによる管理・制御で調味液や具材を配合し、白飯だけでなく炊き込みごはんや酢飯も作ります。さらに専用のロボットでおにぎり、海苔巻き、いなり寿司、お寿司用のシャリ玉などに加工します。

1. 衛生管理

工場へ入る前に専用の白衣・マスク・帽子・靴を身につけます。手を洗ってから滅菌し、さらにエアーシャワー室で全身の異物を除去します。工場内は気圧を高めて屋外へホコリとともに空気を送り出す空調システムで、清潔な環境を保っています。

2. 洗米・浸漬(しんせき)

たくさんの酸素を含んだ水でお米を洗い、浸漬します。この方法だと水圧や水流をかける通常の洗米よりやさしく糠を落とし、お米を傷つけず旨みを残すことができます。また洗米と浸漬を同じタンクで行うことで、使用する水を大幅に減らすことができます。

洗米・浸漬

3. 炊飯

お釜に決まった分量のお米と水を入れ、炊き込みごはんの場合は具や調味液も入れて炊きます。ひとつのお釜で7kg、1時間あたりお釜40個分(炊き上がりで600kg)炊くことができます。電気炊飯で熱の通りを一定にし、大量のお米も安定した品質で炊き上げます。

炊飯の水入れ

4. 蒸らし・ほぐし

炊き上がったお釜は蓋をしたまま30分ほど蒸らし、芯を残さず、ふっくらつやつやのごはんに仕上げます。次にほぐし機械へごはんを入れ、酢飯にするなら合わせ酢も一緒に入れて、ムラのないようにほぐします。容器に入れてから念のため金属探知機に通します。

炊飯むらしほぐし

5. 加工

加工するごはんは容器ごと真空冷却器に入れて30℃以下まで冷まします。人の手と「いなりロボット」「シャリ玉ロボット」「おにぎりロボット」「海苔巻きロボット」が分担しながら、それぞれに加工します。このあと、さらに金属探知機を通します。

加工

6. 仕分け・出荷

白飯は炊きたての状態でホテルや飲食店、学校給食へ届けます。できあがったおにぎりや海苔巻きはパック詰めしてスーパーや各店に届けます。朝からできたてのごはんを食べていただくために、工場は夜間でも稼働しています。